生産品について
奥羽山脈からの雪解け水で潤う、宮城県加美町は豊かな肥沃の平野に位置します。日本有数の米どころであり昔から酒づくりが盛んなこの土地に、伊達藩随一の呉服商だった初代・田中林兵衛が寛政元年(1789年)に創業したのが田中酒造店です。
地元宮城県産の米、奥羽山系の伏流水、そして蔵人たちも皆、東北の人たちです。地元の恵みを知りつくした蔵人たちが、毎年気候の変化を感じ取り最高の地酒を醸します。蔵人たちの最高責任者のことを杜氏と呼びますが、田中酒造店の盛川杜氏は、「おいしい」の一言を聞く為に日々精進を怠りません。
昨今、日本酒を見直す気運が高まっていますが、高品質な酒作りをするのには手間がかかり多くの酒蔵が諦めているのが現実です。その中でも田中酒造店は伝統的な酒づくりを続け、また更なる取り組みを行うことで企業価値を高め多くの人たちに日本酒文化を届けることを誇りとしていきたいと願っております。